診療現場からの報告

第146話: 続、ジェネリックバイアグラ [カウンセラー/森下]

バイアグラのジェネリックが販売されてから、もうすぐ1年になります。
去年の4月は、消費税増税とジェネリックバイアグラの発売時期の事で頭が一杯でした。

特にバイアグラジェネリックは、国内初のジェネリックED治療薬という点と、初の保険適用外のジェネリック医薬品であるという点で、どの程度の薬価になるのか注目を集めていました。某週刊誌では、「保険適用の薬と同様に半値以下の薬価になるのでは」という記事も掲載されました。当然、先発品のバイアグラもジェネリックバイアグラの発売を受けて値下げされるのではないかといった話題もよく耳にしました。

しかし、いざフタを開けてみると1錠1,250円前後という、ジェネリックバイアグラは先発品のバイアグラとさほど差のない薬価での販売となりました。

このような結果となった原因は、ED治療薬の市場規模にもあります。
当たり前の事ですが、製薬メーカーが薬の薬価を引き下げるためには流通量の増加が不可欠です。
バイアグラの市場流通量は、糖尿病治療薬や降圧剤に分類される薬に比べて規模が小さいうえに、偽造品の市場シェア率が高く利益が出難い状況であるといえます。2006年にファイザーが行なった調査では、バイアグラのネット通販や個人輸入をはじめとする非正規流通は、正規流通の約2.5倍だといわれています。
これではジェネリックバイアグラの薬価が下がるはずがありません。

個人輸入や通販でバイアグラなどのED治療薬を購入されている皆さん、本物かどうかも分からない薬の服用はもう止めましょう。
正規ルートである医療機関で安心・安全なED治療薬をお求め下さい。
ちなみに当院ではジェネリックバイアグラは税込1,000円で取り扱っています(詳細はコチラ)。