診療現場からの報告

第87話:早漏対策B [カウンセラー/森下]

前回・前々回に引き続き早漏の対策について記載させていただきます(第85話 早漏対策@第86話 早漏対策A)。

SSRIという薬をご存知ですか。
うつ病・パニック障害の治療薬ですが、早漏防止にも効果があるとして注目されだしたお薬です。
当院に来られる方でも、SSRIを求めておられる方は多くおられます。しかし現在、当院ではSSRIは処方しておりません。SSRIが引き起こす副作用に性機能障害が含まれるためです。早漏は病気ではありませんが、ご本人にとっては深刻な問題です。しかし、早漏の防止のためEDを引き起こしたのでは本末転倒です。

前回、記載したご自身によるトレーニング(第86話 早漏対策A)は100%安全といえる方法ですが、早漏の改善にはそれなりに時間がかかってしまいます。
もし即効性を求められるのであれば、亀頭増大処置という方法もあります。
亀頭部分にヒアルロン酸を注入することにより、直接ではなくワンクッションおいて刺激を感じるようにするというものです。
人体に対して無害であり安心して受けていただける処置なのですが、どれほど効果が出るかは個人差もあり施術してみなければ分かりません。

また、包茎の方の場合、包茎手術を行うことをお勧めいたします。 包茎の方の場合、包皮が常に亀頭を包んでいるため、外部からの刺激を受けることはほとんど有りません。 これではド素人が何の練習もなくプロボクサーと試合をするようなもので、即KOされることは目に見えています(極端な例えですが)。 包茎の場合は、治療により他にも様々なメリットがあります。詳しくは「第82話 包茎治療について」をご覧下さい。

ちなみにED治療薬であるバイアグラレビトラシアリスにも早漏防止という効果が見受けられます。
効果には個人差もあるため、ご自身で試されるのが1番かと思います。
ご関心をお持ちでしたら、お近くの医療機関でお薬の処方を受けてお試しください(当院でも院内処方しています)。


※早漏に関してはコチラもご参考下さい。
■早漏って一体どういう状態の事でしょうか?
■早漏の治療法ってあるのでしょうか?