心斎橋中央クリニック

タイトル「診療現場からの報告」

第56話:>ED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)の副作用の実際 [院長/西川]

ED治療薬を求めて来院される方で、その副作用を心配される方は少なからずおられます(まあ、当たり前の事ですが)。
これらの薬は、その有効性からみると、驚くほど副作用は少ないと言えるのですが、具体的に、どのような頻度で、どのような副作用があるのかについて記述しておきます。

ED治療薬の副作用は、3剤での比較上、バイアグラが一番頻度が高いと思われますので、ここではバイアグラについて記します。

診療現場からの報告

見ていただくと、その副作用は思いのほか少ないと思いませんか(これほどよく効く薬なのに)。
“ほてり”と“頭痛”で4%程度。
現場で仕事をしている者としては、もう少し、この“ほてり”を感じる方と軽度の頭痛の出現の頻度は多いように思うのですが、副作用が強くてなかなか服用出来ない、と言われる方は稀であると思います。
レビトラシアリスについては、更にはるかに副作用は少ない印象を持っています。

バイアグラを服用されている方で、一度レビトラを試してみたい、と言われる方がいますが、“ほてり”がまったく出なくて、逆に効き目が弱いように感じるので、バイアグラに戻して欲しい、という場合もあれば、こっちのほう(レビトラ)がいい(飲み易い)、と言われる方もいます。
文献上のお話はさせていただきますし、現場での印象もお伝えしていますが、ご本人の体感は大事だと思います。
服用されて、一番飲みやすいと思われるものがよいと思います。

 

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