ED治療薬レビトラの生産が止まり半年が経とうとしています。
流石に3月以降はレビトラの入手が困難となり、バイアグラやシアリスで代用されているという方も少なくありません。
これは国内に限ったことではありません。
レビトラの生産は海外の工場で一括で行われているそうで、レビトラの供給の停止は世界中で一斉に停止しています。そうなると注意しなければならないのは、偽造品や模造品の類です。本物のレビトラは製造が止まっても、偽造品や模造品が無くなることはありません。実際、三月頃から気になる事を言われる患者さんが増えています。
<レビトラジェネリック>
国内外問わず、レビトラジェネリックはまだ存在しません。
インターネット等で紹介されているレビトラのジェネリックは偽造品、模造品といった類の物です。一部の医療機関で、レビトラのジェネリック医薬品を取り扱っているという事を患者さんから聞きます。いくら医療機関であっても存在しないものを取り扱うことはできません。明らかにおかしな話です。どの様な説明がされているかは知りませんが、認可を得た正規の薬ではないはずです。
※シアリスも同様です。
<海外向けレビトラ>
欧州市場向けに製造されていたレビトラを輸入することで、現在も処方を続けておられる医療機関もあるようです。レビトラの製造販売元であるバイエル薬品の担当者に確認しましたが考えにくいようです。レビトラの出荷量は、各国の需要に応じて割り振られています。特定の国や地域のみにレビトラの在庫が残っているという事は、現実的に起こり得ないはずだという見解です。至極まっとうな理由です。
しかも、このレビトラは4錠包装でパッケージされています。バイエル薬品の担当者によれば、2012年にレビトラの包装は国内外共通で10錠包装に変更されているそうです。仮にこのレビトラが正規品だった場合、4錠包装という事は2012年以前に製造されたものになります。レビトラの使用期限は通常2年ほどですから、数年前に使用期限が切れたものだという事になります。
最新の情報ではレビトラの供給再開は今年の10月頃になる予定です。それまでの間は、バイアグラかシアリスを代用してください。
たとえ医療機関からの勧めであっても、オカシナ物には絶対に手を出さないでください。