職場でイスに座りPCに向かっている時間、皆さんはどれぐらいありますか?
実は、長時間にわたり硬いイスとノートPCを使い続けると、勃起機能に影響が出る恐れがあるという事をご存知ですか?
もし、超時間座りっぱなしだという事なら、座面の硬いイスとノートPCの利用は控えた方が良いかもしれません。
硬いイスは、座っているだけで前立腺が圧迫されます。長時間の着座は、前立腺症に悪影響となります。なかには前立腺の炎症を引き起こす場合や、前立腺肥大症を悪化させる事もあるそうです。
前立腺の異常が原因で、EDが生じているケースもあります。イスを買い替えるのは難しいかもしれませんが、クッションを利用すれば前立腺の圧迫は緩和できます。デスクワークが多い方は、試されてはいかがでしょうか。
次に、PCについてです。
以前、モニターから発するブルーライトの影響については触れましたが(第254話:新たなEDの原因?)、PCの使用による身体への影響は他にもあります。
デスクでPCを利用する際、良くない姿勢で長時間座っている方が多いと思います。さらに、ノートPCを使用する場合、モニターが小さく視線の位置も低くなるため首に負担がかかる姿勢になりがちです。こうした不自然な姿勢は、肩こりや腰痛、ストレートネックを引き起こします。首の姿勢がおかしいと、首を支える僧帽筋が緊張(所謂、肩こり)します。僧帽筋の緊張が続くと、腰の筋肉が硬くなり腰痛を引き起こします。腰痛が原因でEDになる方もおられますので、長時間ノートPCに向かう際は姿勢に注意する必要があります。
また、定期的にストレッチを行うと血流が改善し、筋肉の緊張が改善します(第256話:ED治療薬の効果UP)。
この様に、普段意識していないオフィスの中にも、EDの改善に関係する事はあります。
日々の生活を振り返ってみると、意外なところにED改善の糸口が隠れているかもしれませんね。