亀頭、特に所謂カリの部分にコラーゲン製剤、あるいはヒアルロン酸製剤を注入します。
コラーゲン製剤の場合は、コラーゲン自体は数ヶ月で吸収されてすべてなくなりますが、その吸収過程において線維組織が置き換わる事で、ボリュームが維持されます。
多少の硬さが出ることから、早漏に対する治療としてかなり古くより行われていました。
ヒアルロン酸製剤の場合も、コラーゲン製剤同様1年~2年で加水分解されて全て無くなります。コラーゲン製剤に比べて、アレルギーが生じにくいといった点で優れています。
当院では長期的な安全性を考えて、ヒアルロン酸製剤を使用しています。
ご自身の脂肪を移植する方法と、粒子サイズを大きくした、またその吸収過程を遅らせたヒアルロン酸製剤を注入する方法があります。
脂肪移植の場合、主に腹部より採取した脂肪(約15cc)を移植します。注入した脂肪が生着する過程に約1ヶ月程度を要します。
ヒアルロン酸製剤の場合、注入後1週間程度は一時的に硬くなりますので、その影響で数日痛みが出現します。
ペニスの根元のあたりを3CC程切開して、ペニスを引き込もうとする靭帯の影響を弱める等の方法で行います。
ペニスが、根元のほうへ引っ張り込まれているようなタイプの方、あるいは加齢とともに下腹部の脂肪に埋もれてきている方には非常に有効な治療法です。
ペニスに異物を挿入する事で、引っかかりを造ることが目的でおこなわれます。
どの場所に挿入するか、どの程度の個数にするか、については、ご本人の希望を伺った上で決定する事になります。