毎日、暑い日が続きますね。
当院は大阪市内のど真ん中のビル街ということもあり、毎年夏は暑さに苦しめられています。
バイアグラ・レビトラ・シアリスといったED治療薬の処方を受けに来られる方も、シャツが汗でびっしょりなんてこともよくあります。

この季節になるとたまに御相談を受けるのが、ワキガ（腋窩腋臭症）についてです。
EDとワキガって関係ないって思いますよね。

そのとおりなんです。直接的には全く無関係なんです。
ただし、性交渉のときにワキガが原因で「女性に嫌がられる」「臭いが気になって積極的になれない」といった悩みから、心因性のEDを発症するといった間接的な原因になる事は考えられます。
臭いの悩みはED同様にデリケートな問題で、なかなか人に相談出来ないものです。市販されている様々な“臭い対策”の商品を、ひそかに使い続けているという男性も少なくはありません。

ワキガの治療では、脇にあるアポクリン腺と呼ばれる汗の分泌腺を除去します。ワキガの原因は、アポクリン腺の増加による分泌亢進にあります。きちんと除去すれば、再発は考え難く根治が可能です。傷跡も目立ち難いことからも、ワキガでお悩みの場合は根治手術がお勧めです。

ここで1つ、注意すべき点があります。
実は、お悩みの“臭い”がワキガではなく、多汗（腋窩多汗症と呼びます）によるものである場合があるのです。
多汗の場合、上記の根治手術以外に注射薬による症状の改善を行なうことができます。非常に簡便で短時間で行なえるうえ、すぐに多汗の症状が改善されます。効果の持続期間は約6～12ヶ月なので、夏前（もしくは春先）に行ないます。ただし、根治を目的とはしていませんので、毎年行なう必要があります。

ワキガ・多汗は共に御本人にとっては大きな悩みです。もしこうした臭いのコンプレックスをお持ちで、女性に積極的になれない等のお悩みをお持ちの方は、お気軽に御相談下さい。

※根治術は324,000円（込）、注射による治療は64,800円（込）となり、他の費用は発生しません。