院長プロフィール

院長 西川 浩

院長 西川 浩

1960年大阪府堺市生まれ。
大阪府立三国丘高校卒業、
名古屋市立大学医学部卒業(昭和62年)後、
大阪市立大学脳神経外科学教室へ。
脳外科医から美容外科医へ転身後、6年間のトレーニングを経て、
1995年大阪美容外科開設。
2004年6月心斎橋中央クリニックに名称変更。現在に至る。

現在の美容外科の姿は、私が脳神経外科医からこの世界へ入った頃とは隔世の感があります。当時は、美容外科のチェーン店なるものはほとんどなく、現在の氾濫しているとも言える広告宣伝もごく一部のものでした。二重瞼の埋没法が広まりつつあったような頃で、包茎手術を主に行っている施設が美容外科を始め出した頃でもありました。まだ、植毛手術(単一植毛、バンドル植毛と言った現在当たり前のようにおこなわれている手術)はなく、皮膚への注入材はコラーゲン製品だけでしたし、色素レーザー(Q発振のもの)もありませんでした。ケミカルピール、レーザー脱毛、肌質の改善を図ると称するレーザー機器等の出現は、まだほんの数年前からの事です。

院長1978年に美容外科が標榜科目に認可され、派手な広告宣伝(違法性もかなりあるのですが)も相まって社会的認知を受けるにいたったのは、まだここ十数年、いや数年の事でしょうか。当時、手術見学、時に手術指導に出向いたアジア諸国(中国、韓国、ベトナム等)では、よくもまあこんな手術をおこなっているなあと愕然としたものですし、アメリカやドイツでも、それほどたいしたものではないなあと思ったりしたものですが、いまや世界中で美容手術がブームの如き様相ですし、技術も数段に向上しています。 ただ、美容医療は、社会的制約を受けにくく、また医師の経験則によるところが大きいので、受診者にとって正確な情報が伝わりにくくもあります。そのためにも、アピールではない正確な情報をお伝えできればと思います。(2003年7月)

産婦人科医や小児科医の減少が叫ばれ、救急施設が減る中、一方では、美容医療が脚光を浴びだしたここ数年で美容医療を行う施設が爆発的に増えました。その結果、現在、私ども美容医療を行う医者、施設ともども明らかな供給過剰状態に陥っています。国公立の大学病院までもが、独立法人化によって美容外科への参入が始まっています。 こういう状況下で起こる事は決まっていて、当然のように治療料金のディスカウント合戦が始まって、粗悪な施術、ボッタクリ病院が増えてくると思っていると、まさにそのような状況になってきました。色んな意味で今後さらなる淘汰が起こるでしょうが、結局は受診者の方が満足できる医療サービスを行っているか、に尽きるのだと思います。 今後は、再生医療が脚光を浴びてくると予想できますが、さらに勉強を怠らずに、もっと良質な医療サービスを追及していこうと思っています。(2008年3月)

包茎治療は、元来泌尿器科領域のものですが、ペニスに関する悩みに対して、それが等閑にされて来たのか、ある意味タブー視されてきたのもあって、ほぼ美容外科の歩みとともに拡がってきました。それとともに、バイアグラと言う治療薬の登場もあって、ED治療を受けられる方が急速に増えてきています。 EDについては、社会構造の問題もあって中々一括りには語れませんが、アンチエイジング領域から見れば、男性だけでなく、そのパートナーである女性にとってもとても大きな、大事な問題であると思います。 当院では、今後更に男性のアンチエイジングにも力を入れていきたいと思っています。 (2008年6月)