第30話:糖尿病と包茎との関係 その2(画像有り) [院長/西川]
糖尿病を患っている方の、亀頭包皮炎の来院が非常に多いように感じています。10日前、わざわざ静岡県から来院された43歳の方ですが、インスリンの自己注射で糖尿病をコントロールされているとのことでした。数ヶ月前から、亀頭を露出できなくなってきて、痛みが続いているとの事。
遠方の方であるのと、糖尿病の事もあって、住居の近くでの治療を強くお勧めしたのですが、ご本人の強い希望に負けてしまい、血糖値がちゃんとコントロールされている事と、縫合はナイロン糸でおこなう事、そのため抜糸に再度来院していただく必要がある事、傷の経過が長引く場合が多々あるので、術後のテーピングや消毒云々をちゃんと履行していただく事、を約束いただいて、治療を行いました。
▲一見仮性包茎のように見えます。
▲亀頭を露出させようとしたところです。亀頭と包皮に炎症がみられます。
▲包皮に締め付け部分がみられ、その先方の包皮と亀頭に炎症がみられます。
▲手術直後の状態です。縫合はナイロン糸でおこないました。
本日、抜糸に来院されました。術後経過は、幸いすこぶる順調で、傷跡の経過もまずは心配なさそうでした。