誰にも気づかれず、きれいに包茎を治しましょう
■亀頭直下埋没法を受けられた場合の、実際の手術と手術後の経過は?
現在、多くの施設でこの方法が行われていると思われます。 手術後の傷跡が目立つ事の少ない手術です。 手術は、クランプと呼ばれる機械を使用する場合と、全て手作業で行う場合があります。 クランプを使用しづらい場合(包皮が薄くて弱い方や、炎症が強くて腫れがある方など)は、 手作業で行うのですが、手術経過に特に違いはありません。
手術によって余分な包皮を取り除くことで、勃起時につっぱたりしないですか、 と質問される事が多々ありますが、そういう事のないようにおこないます(当然ですが)。
●実際の手術は?
手術には麻酔が必要ですが、ペニスの根元のあたりで神経ブロックを行います。 注射針が刺さる痛みはありますが、普通に我慢していただけるような痛みです。 麻酔後、取り除く包皮を決定して、マーキングします。 手術時は当然痛みはありません。 傷には基本的に吸収糸(2週間程度で溶けはじめて、1ヵ月後にはなくなります)を使用しますので、 抜糸での来院の必要はありませんが、非吸収糸を使用した場合は、術後10日前後での来院が必要になります。 手術は約60分で終了します。
手術後、手術後のスケジュール、薬の説明、患部の消毒、 テーピングの交換などの説明をおこなって帰院していただきます。
●手術後の経過は?
手術が終了すると、患部(傷のところ)に抗生物質含有のシート剤をあてがって、 その上からテーピング(包帯がわりのもの)をします。 術後の痛みは、その包茎の状態にもより個人差はありますが、 数日は痛みがあると思いますので、痛み止め薬の服用でコントロールします。
手術後は、特に日常生活は普通に遅れますが、 患部は3〜5日程度は濡らさないよう注意が必要です(シャワー浴のみ)。 入浴は1週間後からになります。
傷は2週間程度で治ってきますが、非常にテンションのかかりやすい部分ですから、 セックスは1ヶ月後から可能としています。
手術後の来院は基本的には必要ありませんが、 手術後何か問題があれば(痛みが強い、腫れがある等)いつでも来院していただけます。
●陰茎根部切除術を受けられた場合の手術後の経過は?
上記の、亀頭直下埋没法で何ら問題はないと思いますが、ペニスの先の部分の形状を全く変えたくない、 その部分を切らずに包茎を治したい、と希望される方が少なからずおられます。
このような場合、 仮性包茎の方の場合であれば、ペニスの根元部分で包皮を切除する事も可能です。 手術時間は30〜40分程度で終了します。 手術後経過は、亀頭直下埋没法とほぼ同様です。
ご参考に 診療現場からの報告
- 第117話: 包茎治療について[12/12/7]
- 第66話:HP広告の嘘[09/10/15]
- 第37話:気付いていない カントン包茎(画像有り) [07/8/23]
- 第30話:糖尿病と包茎との関係 その2(画像有り) [07/3/25]
- 第29話:一般的な包茎治療の経過について(画像有り) [07/3/9]
- 第26話:「亀頭の下の部分皮が裂けて性交できません。」 [07/1/18]
- 第25話:女性からの包茎相談 [06/12/27]
- 第24話:医療供給サイドの“敷居の高さ” [06/12/21]
- 第23話:糖尿病と包茎との関係(画像有り) [06/11/13]
- 第21話:包茎ではなかったのに真性包茎になった? [06/11/4]
- 第19話:根部切除手術について [06/10/11]
- 第17話:亀頭と包皮の癒着 [06/9/16]
- 第15話:亀頭のブツブツの事(画像有り) [06/9/5]
- 第12話:絞扼輪で悩まれている方の手術経過(画像有り) [06/8/23]
- 第9話:包茎ではないけれど [06/8/2]
- 第8話:衝撃の包茎治療費 [05/3/23]
- 第7話:GOODタイミング…でしたね! [04/12/19]
- 第4話:傷跡を目立つように、との依頼 [04/9/21]
- 第2話:男性器の手術概要 [04/9/7]
- 第1話:若い時に包茎治療をしておけば… [04/8/31]