第126話: 胡桃(クルミ)を食べよう [カウンセラー/森下]
クルミには「α-リノレン酸」という脂質が豊富に含まれています。
このα−リノレン酸はオメガ3と呼ばれる不飽和脂肪酸で、不足すると脳や神経、皮膚などに影響をおよぼすために欠かすことができません。α-リノレン酸は、体内に取り込まれるとDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)に変換されます。
EPA、DHAは血液中の脂質濃度を下げ、血液をサラサラにすることで動脈硬化や心筋梗塞を防いだり、血管を柔らかくする効果があると言われています。これまでにもお伝えしてきましたが、動脈硬化や脂質異常はEDを引き起こす原因になります。
ということはα-リノレン酸の摂取は、EDの予防効果につながるのです。
α-リノレン酸の重要性お分かりいただけましたでしょうか?
でもこのα-リノレン酸は、体内では生成することができません。
常に食品からα-リノレン酸を酸摂する必要があります。
<α-リノレン酸を多く含む食品>
・えごま ・クルミ(胡桃) ・大豆 ・高野豆腐 ・だいず ・湯葉(干し)
・きな粉 ・せん茶(茶) ・抹茶 ・青魚
このように、α-リノレン酸を多く含む食品は色々とあります。中でも胡桃(クルミ)には、α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)以外にも適量のオメガ6脂肪酸が含まれているため健康効果に優れています。
ちなみに1日の摂取量としては片手1杯程度(25g)のクルミ(胡桃)で充分です。これだけ食べれば約2.24gのα-リノレン酸を摂取できます。これだけのα-リノレン酸を摂取しようとすると、ほうれん草だと1束2束では全く足りません。
奥様に協力していただき胡桃(クルミ)を料理に使ってもらえれば自然と必要量もクリアでき、脂質異常、動脈硬化の予防、しいてはEDの予防を図れます。クルミは美容効果もあります。奥様だって喜んで協力してくれるのではないでしょうか?
なお、α-リノレン酸は脂質です。過剰摂取には注意して下さい。