第342話:70代男性の来院 [カウンセラー/森下]
EDのご相談で、70代の方が来院されました。
既に他院でバイアグラの処方を受けておられるとのことでしたが、効果がある時とない時があるそうです。
既に他院でバイアグラの処方を受けておられるとのことでしたが、効果がある時とない時があるそうです。
普通に考えて、服用の度に効果が変動するような薬があるとは思えません。こうした場合、真っ先に思いつく原因は“間違った服用方法”です。
ED治療薬、特にバイアグラとレビトラは脂質からの影響を受けやすい薬です。ほんの僅かな量の脂質でも、吸収は阻害されてしまいます。このため、バイアグラとレビトラは空腹時に服用する必要があります。
また、せっかく空腹時に薬を服用しても、その吸収途中で飲食をすれば脂質の影響を受けてしまいます。もし服用後に飲食を行う場合は、バイアグラであれば服用から1時間、レビトラの場合は30分以上開ける必要があります。
今回の患者さんは、完全に空腹でバイアグラを服用されてはいました。ただ、服用後30〜40分で食事をしておられたそうです。効果が安定しないというのも頷けます。
原因を説明すると患者さんも納得され、バイアグラと食事の影響を受けにくいシアリスを持ち帰られました。
原因を説明すると患者さんも納得され、バイアグラと食事の影響を受けにくいシアリスを持ち帰られました。
説明した服用方法さえ守っていただければ、満足いく効果は得られるはずです。次回のご来院が楽しみでなりません。