第344話:コーヒーでED!? [カウンセラー/森下]
コーヒーが健康上のリスクを回避するのに有効であることは、様々な研究で認知されています。
国立がん研究センターの研究では、1日3〜4杯のコーヒーを習慣的に飲むことで心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクが低下することが分っています。また、海外の研究では子宮体ガン(子宮内膜ガン)や肝臓ガン、2型糖尿病、パーキンソン病、認知症等の様々な健康リスク低下の可能性も報告されています。
ただし、『淹れ方』によってはEDを引き起こすようなデメリットも内在しているようです。
ただし、『淹れ方』によってはEDを引き起こすようなデメリットも内在しているようです。
コーヒーにはLDL(悪玉)コレステロールの値を上昇させる可能性があるジテルペンが含まれています。LDLコレステロールは動脈硬化の進行を進めます。動脈硬化はEDを引き起こす原因の一つです。
ちなみにジテルペンの濃度は、コーヒーの『淹れ方』によって大きく変わるようです。濃度が一番高いのは「煮出し」で、次が「エスプレッソ」、「コーヒーメーカー」、「フィルターコーヒー」という順番で、煮出しコーヒーのジテルペンの濃度は、紙フィルター使用時の約80倍だとという事です。余談ですが、アクリル生地の靴下をフィルターとして使っても、ジテルペンの含有量は減少したそうです。恐らくは、ろ過を行う工程が重要なのでしょうね。
頻繁にコーヒーを飲まれる方はドリップ式のコーヒーか、その他の方法でろ過したコーヒーを飲む方がよさそうですね。