心斎橋中央クリニック

タイトル「診療現場からの報告」

第340話:“C100”と書かれた薬 [カウンセラー/森下]

患者さんから、久しぶりに“C100”という言葉を聞きました。
“C100”とはシアリス100㎎の事です。もちろんシアリスに100㎎という企画はありません。所謂シアリス偽造品です。
以前は「100って書いてあるシアリスを飲んだことがあります。」という患者さんが多かったのですが、この数年はあまり耳にしなくなっていました。
よくわからない模造品や偽造品が出回っている事をお伝えすると、「病院でもらったって聞いていたのに…」と驚いておられました。
どうやらお知り合いが処方を受けたというシアリス100㎎(?)を個人的に譲ってもらわれたようです。
当然ですが、個人間での薬のやり取りは問題です。絶対に行ってはいけません。ただ、ここで1番の問題は、存在しないシアリス100㎎という薬(?)が医療機関で処方されていたという事です。
普通なら患者さんが勘違いされていると考えるのですが、医療機関でシアリス100㎎を処方されたと聞くのは、今回が初めてではありません。過去に何度も聞いています。
帰り際に、“C100”と書かれた薬は使わないよう、お知り合いにも伝えてほしいと患者さんにお願いしました。一応、「分かりました。」と仰られたのですが、「“C100”って、ビタミンCがいっぱい入った商品みたいですね」と、笑っておられました。
ちゃんとお知り合いにお伝えいただけるのでしょうか。少し心配になりました。

 

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