診療現場からの報告

第25話:女性からの包茎相談 [カウンセラー/川畑]

今日もカウンセリングの電話が、何本か在ったのですが、その中には女性からの相談というのも少なくありません。今朝一番に鳴ったお電話も女性からでした。

電話の声は五、六十代?少し緊張気味でなんとなく話し辛そうな感じです。この女性、介護の方らしく七十代男性の包茎についてのご相談でした。 お風呂に入れてあげようと思っても毎回嫌がるので訳を聞いてみたところ、皮が被っていて恥ずかしいから見られたくない!というのが原因らしいのです。

包茎治療とは、どの部分をどうするのか? 金額は? 術後の通院は必要か?

細かいところ迄教えて欲しいとのことでしたので、いつもより分かりやすい言葉(女性に)で説明を続けていたのですが、説明の途中さっき迄あったはずの相槌が急に聞こえてこないのに気付きました。

(あれ?電話の調子でも悪いのかな?)
もしもし 問い掛けると「聞こえています・・・」との返事
しまった!!
一瞬でその女性の真っ赤になっている顔が目に浮かびました。

いつまでたっても女性は女性。年令なんて関係ないですよね。 いつの間にか、普段通りの話し方になっていたのでしょう。 (なるべく気を使って話していたつもりでしたが、やれ亀頭が陰茎が等の話をしているのですから、恥ずかしくもなります) 「すみません。少し照れますね!いいおばさんがゴメンナサイ。お話を続けて下さい。」と気を使って頂いたのですが・・・

ここからは上手い言葉を探しながらの説明に苦労しました。

なんとか、説明も終わりご予約の日程を決め、ホッとしていると、電話の向こうから男性の大きな声が 『それからっ!この大きくするってのも“ついでに”聞いておいてくれる?』・・・ そして又、上手い言葉を探しながらの説明が・・・