第37話:気付いていない カントン包茎(画像有り) [カウンセラー/川畑]
「包皮炎が酷くなってしまい、診察してほしい」「塗り薬を使用しているが、なかなか治らない」というお問い合わせが季節柄か最近多くなっています。本日ご来院頂いた60代の方も、そうだったのですが、実は診察させていただいて“初めて自分が包茎だったことを知った”という方けっこう多いんです。
▲この方の通常時の写真@です。亀頭もしっかり出ているので見た目、包茎だとは思いもしなかったらしいのですが・・・
▲亀頭直下の弛みを引っ張ってみると、赤く炎症した部分 写真A 絞扼輪があります。締め付けてくれていたが為に、普段は亀頭に皮が被ることもなく包茎(カントン型)であることなど気付かずに数十年間いらっしゃいました。
この絞扼輪がある為に性交時に炎症を酷くし、上の写真@のように普段は余った皮が蛇腹状に密着し不衛生な環境になり薬を塗っても治りにくくなっていたようです。
“包茎”字で書くとツツむという字です。当然、亀頭が包まれていないのですから本人は包茎なんて意識も無いですよね。診察を受けて初めて包茎ですね!なんて言われても「え“ぇ?」って表情されています。
▲結局、半年経っても治らなく痛い思いはもう懲り懲りだと包茎術を希望され、炎症をおこした部分と亀頭直下の弱い皮膚も綺麗に取り除きました。術後すぐです。
包茎術を行ったことにより、約2、3週間完治する迄に時間はかかるのですが、 「今後は、なんの心配もなく過ごせる 2、3週間なんて、あっという間でしょ!」と、晴れ晴れとした顔でクリニックを後になさいました。
普段は亀頭もしっかり出ている という方でも勃起した状態で、陰茎の長さ(亀頭部分は含まず)よりも皮が長い・弛みが多い・かるく締め付けがある・性行為の後ヒリヒリ痛むなんて方がいらっしゃればカントン包茎を疑ってみて下さい。もしかして???な事があれば、いつでも診察にお越し下さい。
参考までに今回の費用をお知らせします。 カントン包茎術 ¥126,000−(術後のお薬・消毒薬・ガーゼ・包帯・の必要なもの全て含んだ金額です)
☆ 絞扼輪=こうやくりん
皮が被った状態のとき包皮口《排尿口》にあった箇所
炎症を繰り返したことで皮膚が硬くなってしまい勃起時につっぱり、摩擦等で炎症が酷くなってしまう。