診療現場からの報告

第097話: レビトラWEBカンファレンス「血管疾患としてのED」を視聴して [院長/西川]

生活習慣病とEDとの関連性ははっきりとしていて、そのような報告は山とあるのですが、先月にあった、上記タイトルにあるカンファレンスでも同じような内容の研究報告でした。

要するに、高血圧症、高脂血症、糖尿病、鬱病などの生活習慣病とEDは合併する事が多く、メタボリックシンドロームも同様である事、心臓の血管疾患や脳の血管疾患のリスクはEDと関連する事、糖尿病の罹患期間が長ければEDの重症度が増す事、まあこんなところでした。

生活習慣病やらメタボリックシンドロームと言った言葉自体が私は大っ嫌いで、そんなものほとんどが単なる“老化現象”だろうし(当然全てがそうと言うつもりのものではありませんが)、だからEDと関連する事など調べなくてもまあ当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

皆さんにお伝えしておくべき内容としては、ED治療薬(バイアグラレビトラシアリス)は、血管の内皮機能の改善に有効である事はほぼ間違いなく、それ故、血管性のEDには更に有効だと思います。

ED治療薬3剤のなかでは、PDE阻害活性はレビトラが最も強力ではありますし、糖尿病を罹患しているED患者の場合はやはりレビトラ20mgが有意に有効かと思います。