第245話：未承認薬で健康被害 [カウンセラー／森下]
医療機関で医師が個人輸入した国内未承認薬の処方を行い、患者さんに健康被害が生じたという事例をご存知ですか。
内容は、
薄毛治療において医師の指示の下でミノキシジル含有の錠剤2錠、フィナステリド含有の錠剤1錠を約3週間にわたり服用した男性患者に肝機能障害が生じたというものでした。
ご存知かもしれませんがミノキシジルの承認はAGA治療薬としてです。さらに言えば、頭皮への塗布薬としての承認であり、内服薬としては承認されていません。
医師の個人輸入の手続き自体は適切なものだったようですが、未承認薬の使用にはやはり危険性が伴います。
特に今回のミノキシジルの服用は、決してリスクが低いものではありません。健康被害を生じるケースもあるわけですから、安易な服用指示や投薬はなるべく避けるべきだと思います。
特に今回のミノキシジルの服用は、決してリスクが低いものではありません。健康被害を生じるケースもあるわけですから、安易な服用指示や投薬はなるべく避けるべきだと思います。
厚生労働省事務連絡「国内未承認のいわゆる発毛薬の服用が原因と考えられる健康被害の発生について」
＜参考＞
第243話：ミノキシジル服用は“要注意”