診療現場からの報告

第272話:コロナ禍でのED相談 [カウンセラー/森下]

今年も残すところ1ヶ月を切りましたが、新型コロナによる社会的混乱は未だに収まってはいません。色々な悪い話が流れ続けていますが、暗いニュースばかりではありません。
米ファイザー社と独ビオンテック社が開発した新型コロナウイルスのワクチンが、来週にも英国で接種が開始されるそうです。他にも臨床段階に入っている新型コロナウイルスワクチンは概ね50種類程にも及びます。
オリンピックも来年に控えている状況ですし、1日も早く状況が落ち着く事を願うばかりです。
さて、こうしたコロナ禍の下で、夫婦関係の在り方にも変化が生じているようです。
明治安田生命保険が実施したアンケートによると、19.6%のご夫婦がコロナ禍で仲が良くなったと感じられているそうです。その理由としては、テレワークなどの在宅勤務が増えたことで、ご夫婦で一緒に過ごす時間が増えたことが考えられます。コミュニケーションの機会が増えたわけですから、当然と言えば当然かもしれませんね。
それにしても一つ屋根の下で生活しているはずなのに、どれほどすれ違いの時間を過ごしてこられたんでしょうか。ワーカホリックの影響って結構大きいモノなのだと驚かされます。
余談ですが、確かに春先ぐらいから夏にかけて、奥様との性行為が上手くいかないということでバイアグラやシアリス、レビトラの処方を希望される方が増えました。
その時は、ご夫婦の悩みが続くなぁっと不思議に思っていたのですが、今更ながら、なるほどっ!っと納得しました。
ちなみに、6.1%のご夫婦はコロナ禍で仲が悪くなったと感じておられる結果だったそうです。