診療現場からの報告

第276話:バイアグラからレビトラ [カウンセラー/森下]

既にED治療薬を使っておられる方から、薬の効きが悪くなってきたというご相談を時折いただきます。
ED治療薬は、長期的に服用しても耐性がつきません。何年使っても、一定の効果を得続けることができます。もし、効果が低減しているとすれば、服用方法を間違っておられるか、EDの原因が進行(悪化)したかのどちらかが疑われます。
今日も患者さんにこうした説明をさせていただいたのですが、どうも該当されていない様子でした。何か見落とした原因があるかもとヒアリングを進めるなかで、「以前はバイアグラを飲むと、高揚感があったのだけどなぁ」というお言葉。
この瞬間に、すべての原因が分かりました。
本来、ED治療薬の効果は勃起以外での実感は得られません。患者さんのおっしゃった「高揚感」は副作用の“ほてり”や“紅潮”、“動機”にあたります。
以前はこういった軽い副作用を感じておられたようですが、徐々に副作用が出にくくなったことで効果が低減したと勘違いされていたご様子です。
こうした「副作用」=「効果」という勘違いをされている方は、結構おられます。
とはいえ、本当に勘違いであったのか、効果に変わりはなかったのかを、客観的に判断する術はありません。
また、効かないと思って服用した薬では、本来の効果を得られないというケースが多々あります。お薬は、余計な心配をせずに気持ちよく服用していただくのが一番です。
今回は「バイアグラ」から「レビトラ」にお薬を変更して様子をみていただくことになりました。「バイアグラ」と「レビトラ」は服用方法や効果が似ている薬です。次回、ご来院の際にどういったご感想を頂けるのかが楽しみです。