診療現場からの報告

第310話:相次ぐ偽バイアグラ [カウンセラー/森下]

相変わらずバイアグラをはじめとした偽造ED治療薬が摘発されています。
  • 2021年10月 大阪で模造薬を販売した49歳と60歳女性が逮捕
  • 2022年1月 大阪で模造薬を販売した44歳男性が逮捕
  • 2022年5月 埼玉で模造薬を販売した56歳男性が逮捕
  • 2023年1月 大阪で模造薬を販売した60歳女性が逮捕
  • 既存の顧客に対して継続的に販売していたケースもあれば、フリ―マーケットサイトや雑居ビルの一室で販売していたといった内容で検挙された様です。
    こうしたニュースを見るたびに思うのが、購入者側にも問題があるのではないかという事です。売る方に非がある事は間違いないのですが、購入者がいなければ売る人は出てきません。
    恐らく偽造品を購入している人の意識としては、『何かあっても自己責任。自分は大丈夫。人に迷惑をかけてない。』という感じではないでしょうか。
    ですが、偽造品の購入は第三者の健康被害を生じる可能性につながります。もちろん自分が、その被害者になる可能性も考えられます。
    ちゃんとした医療機関であれば、受診しても簡単な問診だけで処方を受けられます。検査や触診などはありません。ED治療薬は、必ず医療機関で処方を受けてください。