診療現場からの報告

第324話:1錠やとアカンよ [カウンセラー/森下]

この春から来院されるようになったAさんが、今日はご友人の付き添いで来院されました。ご友人がEDで悩まれていたので、当院を紹介していただけたそうです。
問診票の記入を終えられたのでご案内しようとすると、心細いのか気恥ずかしいのか「こいつも一緒でいいですか?」と、ご友人は嫌がるAさんの腕を引っ張りお2人でカウンセリングルームへ。
カウンセリングを終えて希望のED治療薬と必要な錠数を伺うと、Aさんが使っているという理由でシアリス20mgをお試しで1錠と希望されました。すると、それまで黙っておられたAさんが「5錠ぐらいは持って帰らなアカンよ」と、突然口を開かれました。
実はAさん、初めて飲んだシアリス20㎎が全く効かず、効果を実感できたのは4錠目ぐらいだったのです。今となっては「最初のあれは何やったんや?」というぐらい十分な効果を実感されています。
Aさんはこうしたご自身の経験から、最初はイマイチに感じても何度か試せるように複数錠の処方をご友人にアドバイスをされました。
結局、ご友人はシアリス20mgを5錠持って帰られましたのですが、やはり身近な人の言葉は絶大です。
同様の説明を私も数分前にしたのですが。
ちなみに今日は付き添いだとおっしゃられていたAさんも、「じゃあ俺も」とシアリスの20㎎を3錠持って帰られました。