
■ ジェネリック医薬品(generic)とは
ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に他のメーカーから発売される後発医薬品のことをいいます。先発医薬品と同じ有効成分が使用され、効果、品質、安全性が同等と認められた医薬品です。
新薬と違い、ジェネリック医薬品は研究開発コストを大幅に削減できるため、低価格での処方が可能になります。
■ ジェネリックレビトラ(バルデナフィル)の種類
□ バルデナフィル錠「サワイ」
沢井製薬株式会社が製造・販売。割線が入っており、分割可能。
10㎎は長径8.5㎜、短径4.5㎜の楕円形
- - - - - - - - - - - - - - - -
□ シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」
東和薬品株式会社が製造・販売。割線が入っており、分割可能。
10㎎は直径6.5㎜の円形
■ ジェネリックレビトラ(バルデナフィル)の価格
・10mg ・・・ 1,400円(税込)
・20mg ・・・ 1,800円(税込)
■ ジェネリックレビトラ(バルデナフィル)の服用方法
空腹時に服用(服用の前後1時間以上は絶食)。
コップ一杯程度の水で服用。
服用30分後から約4時間が最も薬の効果が感じやすく、以降は徐々に効果は低減します。
服用後、24時間経過後に再度服用が可能です。
■ ジェネリックレビトラ(バルデナフィル)の副作用について
ジェネリックレビトラ(バルデナフィル)は、バイアグラ同様に顔のほてり・紅潮、頭痛、動悸、眼の充血、鼻づまり、消化不良や胸焼け等の副作用がよく現れます。これらは血管拡張作用による一時的な症状で、比較的軽度なものから中程度の場合がほとんどです。発現頻度には個人差があり、体調にも左右されます。
□ジェネリックレビトラの副作用の詳細はコチラ >>>
■ ジェネリックレビトラ(バルデナフィル錠)を服用できないケース
狭心症や不整脈などの疾患がある方、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの病歴がある方、何らかの薬を服用している方は、レビトラの使用が出来ないこともあります。
ジェネリックレビトラ(バルデナフィル錠)の使用に関しては、必ず医療機関に御相談下さい。
<ジェネリックレビトラ(バルデナフィル錠)を服用できない方>
・レビトラの成分(バルデナフィル)に対し過敏症(アレルギー) を起こしたことのある方。
・硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤を服用中の方。
・心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方。
・先天性のQT延長患者(QT延長症候群)、クラスIA(キニジン、プロカインアミド等)又はクラスⅢ(アミオダロン、ソタロール等)の抗不整脈薬を服用中の方。
・脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近 6 ヵ月以内にある方。
・重度の肝障害のある方。
・血液透析が必要な腎障害のある方。
・低血圧の方。(安静時収縮期血圧<90mmHg)
・治療による管理がなされていない高血圧の方。(安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)
・不安定狭心症のある方。
・リオシグアト、CYP3A4を阻害する薬剤(リトナビル、インジナビル、アタザナビル、サキナビルメシル酸塩、ホスアンプレナビル、ロピナビル・リトナビル、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル、ダルナビルを含有する製剤、テラプレビル、ケトコナゾール(外用剤を除く)、イトラコナゾール、コビシスタットを含有する製剤)を服用中の方。
・網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方。
<ジェネリックレビトラ(バルデナフィル錠)併用禁忌薬>
・硝酸剤及びNO共与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イ ソソルビド、ニコランジル等)
・リオシグアト(アデムパス)
・CYP3A4を阻害する薬剤。リトナビル(ノービア)、インジナビル(クリキシバン)、アタザナビル(レイアタッツ)、サキナビルメシル酸塩(インビラーゼ)、ホスアンプレナビル(レクシヴァ)、ロピナビル・リトナビル(カレトラ)、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル(ヴィキラックス)、ダルナビルを含有する製剤(プリジスタ、プレジコビックス、シムツーザ)、テラプレビル(テラビック)、ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)、イトラコナゾール(イトリゾール)、コビシスタットを含有する製剤(スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス、シムツーザ)
クラスⅠA抗不整脈薬(キニジン、プロカインアミド(アミサリン)、ジソピラミド(リスモダン(経口剤))、シベンゾリン(シベノール)、ピルメノール(ピメノール))
クラスⅢ抗不整脈薬(アミオダロン、ソタロール等)
この他にも併用注意となる医薬品が多数あります。薬品名もジェネリック医薬品を含めると多岐にわたるため、ジェネリックレビトラ(バルデナフィル錠)の使用を希望される方は必ずお使いの薬が分かるようにしてご来院下さい。