診療現場からの報告

第280話:ジェネリック②(レビトラ) [カウンセラー/森下]

レビトラは数年前から急に供給が中止され、数か月だけ供給が再開するといった非常に不安定な供給状態を続けていました。昨年の春には、メーカーであるバイエル薬品の担当者から「もうレビトラは製造・供給されないと思っていただいた方が良いかもしれない」とまで言われる始末です。
2021年4月より供給が三度開始されたのですが、メーカーからは安定供給は出来ないと説明を受けました・・・。
レビトラの優れている点は、効果の強さと即効性にあります。
早い方だと服用後10分強で効果を得られるという即効性は、他の2剤にはない強みです。効果もバイアグラと同様にしっかりと実感が得られます。しかも20mgという大容量(バイアグラ100mg相当)があります。他の2剤では満足のいく効果が得られなかったとしても、レビトラなら効果が得られるというケースも少なくありません。
空腹で服用する必要がある等の使い勝手の悪い面もありましたが、根強く人気がある薬です。
昨年の7月よりレビトラのジェネリック医薬品(後発品)である“バルデナフィル”が登場しました。以来、レビトラを希望される方のほとんどはバルデナフィルを使用され、ご満足いただいております。
レビトラの供給が再開されて1ヶ月ほど経ちましたが、バルデナフィルからレビトラに戻られた方はほんの一握りの方です。ほとんどの方は継続してバルデナフィルをご利用いただいています。
違いは見た目ぐらいなので、一度でも使えば安く使い続けられるバルデナフィルが選ばれるのは当然です。
因みに、バルデナフィルは常に安定供給がされています(当たり前の事ですが・・・)。
<参考>
  • レビトラについて
  • デュタステリドについて