レビトラ(levitra)

レビトラの供給について
■レビトラは製造販売元のバイエル薬品から、2021年に販売中止が発表されています。このため、正規の先発品であるレビトラを処方する医療機関はもうありません。
レビトラをご希望の方は、ジェネリック医薬品(後発医薬品)であるバルデナフィルをご利用ください。
■当院では厚労省から承認を得た国内正規品のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)のみを取り扱っています。
※ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、従来の医薬品(先発医薬品)と同じ有効成分を使った、品質、効き目、安全性が同等で、厚生労働大臣の承認を受けた医薬品です。

■ レビトラ(Levitra)の副作用

承認時における国内の臨床試験913例において、257例(28.15%)に副作用が認められています。主な副作用は、ほてり143例(15.66%)、頭痛51例(5.59%)、鼻閉27例(2.96%)、動悸27例(2.96%)等でした。
また、使用成績調査では、3,118例中78例(2.5%)に副作用が認められました。主な副作用は、ほてり39件(1.25%)、頭痛14件(0.45%)、動悸(心悸亢進)12件(0.38%)、鼻閉9件(0.29%)等でした。

  1〜10%未満 0.1〜1%未満 0.01〜0.1%未満 頻度不明(※1)
循環器 ほてり 高血圧、心悸亢進、頻脈 顔面浮腫、低血圧、心筋虚血、失神 心筋梗塞※2、起立性低血圧、狭心症
精神・神経系 頭痛、めまい 不眠症、異常感覚、傾眠、眩暈 感覚鈍麻、緊張亢進、不安、一過性全健忘  
肝臓   肝機能検査異常、γ- G T P上昇    
呼吸器 鼻閉 鼻出血、副鼻腔うっ血、呼吸困難    
筋・骨格系   背部痛、筋肉呼吸困難痛 関節痛、頚部痛  
皮膚   そう痒、発汗、紅斑 光線過敏性反応、発疹  
消化器 消化不良 嘔気、腹痛、下痢、口内乾燥、胃炎、嘔吐 食道炎、胃食道逆流、嚥下障害  
感覚器   視覚異常、霧視、彩視症、結膜炎、眼痛、羞明、耳鳴、流涙   緑内障
その他   無力症、胸痛、灼熱感、CK(CPK)上昇、異常感、勃起増強(勃起時疼痛等) 射精障害、アナフィラキシー反応、インフルエンザ症候群、持続勃起  

(※1)自発報告等を含むため頻度不明です。
(※2)因果関係は明らかではないが、本剤投与後に心筋梗塞が発症した事が報告されています。

薬剤との因果関係は明らかではないが、外国においてまれに視力低下や視力喪失の原因となりうる非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されている。これらの患者の多くは、NAIONの危険因子(年齢50歳以上、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等)を有していた。外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された自己対象研究では、バルデラフィルの投与から約1日以内は、NAION発現リスクが約2倍になる事が報告されている。

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