AGA(男性型脱毛症)について

■ AGA(男性型脱毛症)とは

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」を意味します。
AGAは進行性の脱毛症であり、発症すると額の生え際や頭頂部の髪の毛が徐々に軟毛化して細く短くなります。思春期以降に始まり、進行に伴って額の生え際が後退して頭頂部の髪の毛が薄くなっていきます。

通常、AGAでは髪の毛が完全になくなることはありません。
AGAを発症すると、毛包は十分に成長せず、髪の毛は育つ前に抜けてしまいます。このサイクルが繰り返されることで、「太く長い髪の毛」が「細く短いうぶ毛」のような状態になっていきます。

しかし、いくらAGAが進んでも、基本的には髪の毛が無くなるわけではありません。「細く短いうぶ毛」が存在する以上、そこには毛包が存在しています。
諦めなければ、髪の毛が太く長く育つ可能性は残されているのです。

■ AGAの原因

本来、髪の毛は「成長期(2〜6年)」「退行期(2週間)」「休止期(3〜4ヶ月)」というサイクルを繰り返し生え変わります。髪の毛の抜けるタイミングは「休止期」で、新たに生えてきた髪の毛に押し出される様に自然と抜け落ちて生え変わります。

しかしAGAを発症すると、通常2〜6年あるはずの「成長期」が数ヵ月〜1年と短くなります。この為、髪が充分に成長する前に抜けてしまったり、抜ける本数そのものが増えてしまい、髪の毛全体のボリュームがなくなり地肌が見えるようになります。

AGAのヘアサイクル

こうした髪の毛の発毛サイクルを狂わせ、AGAの原因となる物質がDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。 男性ホルモン『テストステロン』は5αリダクターゼ(還元酵素)と結合することでDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。DHTが毛乳頭細胞にある受容体と結合すると、髪の毛の成長期が極端に短くなってしまうため充分に成長しない毛(軟毛)が増えていきます。
また、DHT以外にも、遺伝や生活習慣、ストレス・睡眠不足などがAGAを引き起こす原因になります。

毛包・毛根とジヒドロテストステロンの生成イメージ

■ AGAの治療

AGAの対策には、「発毛」「育毛」「増毛」「植毛」という4つの方法があります。

  • 【発毛】
    発毛とは、生えなくなった毛穴から新しい髪の毛を「発毛」させることを指します。
    頭皮を髪の毛が生えやすい健全な状態にすることで、生えなくなった毛穴から新しい髪の毛を「発毛」させる治療法です。頭皮の環境を改善する為、治療には時間がかかりますが、最も自然なり療法です。
  • 【育毛】
    育毛とは、今ある髪の毛を太く、強く、健康で抜けにくい髪の毛にすることです。
    健康な髪の毛を維持するため、生活習慣や食生活の見直しが重要となります。
    なお、毛根が死滅して存在していない場合、育毛治療は行えません。
  • 【増毛】
    増毛とは、今ある髪の毛に人毛、人工毛髪を取り付けて人工的に髪の毛を増やす方法です。
    手軽に素早く行える半面、気づかれる可能性が高いという欠点があります。また、1本の髪の毛に5〜6本の毛を取付ける為、髪の毛にかかる負担から抜け毛を助長する可能性もあります。
  • 【植毛】
    植毛とは頭皮の毛穴に人工毛または自毛を植え付ける治療法です。
    自毛の場合、植え付けられた髪の毛は普通の髪の毛と同様のサイクルを送り、頭皮に根付いてゆきます。植毛は、髪の毛を増やすという意味では確実な方法ですが、手間とコストがネックとなります。

近年注目されているプロペシア、デュタステリド(ジェネリックプロペシア)、ザガーロといったAGA治療薬は育毛を行うことを目的にした治療薬です。
5αリダクターゼ(還元酵素)を阻害することで、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することで、髪の毛のサイクルを正常な状態へ戻し、太く強い髪の毛を増やしていきます。

■ AGA以外の脱毛症

脱毛症にはAGA以外にも次のような種類があります。

  • 【円形脱毛症】
    突然円形や楕円形に髪の毛が抜けます。脱毛箇所は、1ヵ所から数ヵ所と様々です。
    昔はストレスが原因とされていましたが、最近は自己免疫機能が関係していることが分かってきました。
  • 【粃糠(ひこう)性脱毛症】
    頭皮にフケが増え、毛穴がフケでふさがれるために生じます。
    毛根が栄養不足となり、毛根部の活動が悪くなり新しい毛髪の発育が妨げられます。
  • 【脂漏性(しろうせい)脱毛症】
    皮脂の過剰分泌により毛穴が詰まることで生じます。
    乱れた生活習慣や食生活。頭皮を洗わずにいた場合や、逆に過剰な洗髪が原因となることもあります。
  • 【機械性脱毛症】
    髪の毛を引っ張り続けたり、物理的な力が加えられ続けると起こる脱毛症です。ヘルメットをかぶり続けたり、ポニーテールのように長時間髪を強く束ねたりすると起こりやすいようです。
  • 【抜毛症(トリコチロマニア)】
    情緒障害、ストレス等が原因で、正常な毛髪を自分で抜いてしまう病気です。
    長期間、抜毛が続くと抜かれた部分からは新しい髪が生えなくなります。
  • 【薬剤性脱毛】
    抗癌剤等の薬剤の使用によって起こる副作用です。

■ 女性の薄毛(FAGA)について

女性の薄毛にも、男性型脱毛症AGAとよく似た抜け方をする脱毛症があります。
FAGAと呼ばれる脱毛症です。FAGAは「Female Androgenetic Alopecia」の略で、女子男性型脱毛症という意味です。簡単に言えば女性版のAGAといったところでしょうか。

しかしながらFAGAはメカニズムの違いから、AGAとは髪の毛の抜け方が異なります。
FAGAが進行すると、頭頂部を中心に地肌が透けて見えるようになります。広範囲に均一に髪の毛が痩せ、髪の毛全体にボリュームが無くなっていくのが特長です。

  • 髪の毛が全体的に薄くなり、地肌が透ける。
  • 出産後、髪の毛が減った。
  • 髪の毛にボリュームやコシがなくなった。
  • 前頭部が透ける。
  • 円形脱毛症がある。

このような症状が見られるようになれば、早めの治療をお勧めします。
FAGAも、AGAと同様に進行性の脱毛症ですが、遺伝的影響が少ないため髪の毛を取り戻せる可能性は十分あります。

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